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洗車のしかた

洗車はメンテナンスのファーストステップです。定期的に洗車することでパーツが長持ちします。不具合や消耗品の交換時期にも気が付きやすくなるので、サイクリングをより長い年月、安全に楽しむことができます。ロードバイクでもマウンテンバイクでも、特にドライブトレインが汚れていると走行性能にも悪影響が出てしまいます。ロードバイクの場合は、160キロ走行するごとにドライブトレインの洗浄とグリスアップを行うことをお勧めします。マウンテンバイクの場合は泥道を走った後や、乾燥した地域で定期的に使用する場合は2週間ごとのクリーニングをお勧めします。

では、バイクに水をかけて洗ってもいいのでしょうか?
答えはYES。大丈夫です!

長時間水をかけたままにしたり、洗剤や脱脂するためのディグリーザーをつけたままにしたり、保管する前にきちんと水分を取り除かなかったりすると、錆や摩耗の問題が発生する可能性がありますが、以下の手順で洗車すれば、ピカピカに生まれ変わります。

用意するもの

- バケツ

- 水道&シャワーノズル付きホース

- 自転車用洗剤または食器用洗剤

- バイク用ディグリーザー

- ブラシキット

- 雑巾、ウエス

- チェーンルブ

- 一般的な自転車用グリス

- 消毒用アルコール* (ディスクブレーキの場合)

- 自転車用ポリッシュスプレー

バイクの洗いかた

1. バケツに水と洗剤を入れます。洗車中の乾燥を防ぐため、日陰で洗車してください。

 

2. バイクをすすぐ。ホースのノズルを「シャワー」にセットして、バイクを十分にすすぎます。
 
注意!: 高圧洗浄機や「ジェット」設定のような、強い水圧を使用することは、絶対にしないでください。ベアリングのある部分(ボトムブラケット、ピボット、ヘッドセット、ハブなど)に高い水圧をかけると、水分と一緒に汚れがベアリングの細部に入り込む可能性があります。また、ベアリングを異物から守るためのグリスを洗い流してしまう危険性があります。

 

3. ディグリーザーを塗布する。自転車専用のディグリーザーをドライブトレイン全体(カセット、ディレイラー、チェーン、チェーンリング)に使用し、少なくとも5分間溶液を染み込ます。
 
注意!: ディスクブレーキの場合は、ブレーキキャリパー、ブレーキパッド、ローターにディグリーザーを絶対にスプレーしないでください。ブレーキキャリパー、ブレーキパッド、ローターに溶液が付着すると、ブレーキが汚れたり異音が発生することがあります。

4. ディグリーザーを浸透させている間に、ドライブトレイン以外の部分を洗っていきます。ブラシを時々せっけん水に浸しながら、汚れを落としていきましょう。

この時、ドライブトレイン用のブラシとフレームに使うブラシは必ず別にします。ブラシキットを使えば、簡単にバイク全体を洗浄することができます。フレームには柔らかい毛のブラシを、駆動系には硬めのブラシを使いましょう。

5. 次に、ドライブトレイン用のブラシを使って、リアディレイラーのプーリーも含め、ドライブトレイン全体を再度洗浄します。スポンジをチェーンに当てながらペダルを逆回転させると、油性の汚れもきれいに落とすことができます。

 

6. 汚れを落とせたら、再び「シャワー」設定のホースで、バイク全体を洗い流します。

7. バイクをスタンドから外し、前輪を持ち上げタイヤでバウンドさせて、余分な水分を取り除きます。

8. 晴れた日であれば、バイクを日向に置いて乾燥させることができます。5~10分程度で乾きそうにない場合は、きれいな雑巾で水を拭き取り、できる限りバイクを乾かしてください。ボルトや駆動系など、水がたまりやすい場所に注意して乾かします。ドライブトレインは、ケージとチェーンリングを拭き、ペダルを逆回転させながら雑巾をチェーンに当ててください。

9. ドライブトレインを乾燥させた後は、チェーンの動きが良くなるようにチェーンルブを塗布してください。チェーンルブにはさまざまな種類(ウェット、ドライ、セラミックなど)があるので、普段乗っているコンディションに合ったものを使用しましょう。わからない場合はお店に尋ねてみてください。チェーンルブを塗る前によく振ってください。ノズルをチェーンに当て、もう片方の手でペダルを逆回転させながら、静かに塗布していきます。チェーン全体になじませたいので、ペダルを最低6回転させてください。その後、約5分間チェーンに油分を染み込ませます。

※チェーンに油分がしっかりとある間は、カセットやシフトにオイルを塗る必要はありません。カセットやチェーンリングではなく、チェーンに油分を与えることが目的です。

10. ドライブトレインを汚れにくくする為、余分な油分をウエスで拭き取ります。

11. 洗車中にディスクローターを汚してしまったと思った時は、消毒用アルコールでローターを洗浄しましょう。

12. 頻繁に洗車していると、部品によっては音鳴りや焼き付きを防ぐために、グリスの塗り直しが必要になることがあります。サドルレールクランプボルト、シートポスト、シートクランプ、ヘッドセット、ステムボルト、スルーアクスル、ペダルスレッド、ボトムブラケットベアリング、ディレイラープーリーなどです。

13. ここまできたら、バイクはとっても綺麗になっているはずです。もし、あなたがショールームの展示車のような輝きを求めるのであれば、自転車用ポリッシュを使いましょう。清潔な乾いた雑巾にポリッシュをスプレーして、フレームやその他の光沢のある部分を拭きましょう! リムブレーキの場合、ブレーキパッドが接触するリム部分や、ディスクブレーキの場合は、ローターを拭かないように注意してください。

14. 完了!よくできました!

※ロードバイクなら、ホースを使わずにクリーニングすることもできます。水で洗い流す必要のないスピードディグリーザーを使用し、柔らかくきれいなウエスでフレームを拭き、保護用のポリッシュを塗布します。

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